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オールスター感謝祭'14 アノ話題の人がナマで大暴れSP(2014.10.04 18 25~23.48※本編は18 30~) フライングスタート枠 TBS/合人社グループ 本編(18 30~23 48) A枠1'00″…Kao(花王)※注1、NISSAN(日産自動車)※注1 0'30″…TOYOTA、Daiwa House、SoftBank、野村證券、★SAPPORO(サッポロビール)、KDDI、NISSIN 日清食品、日本通運 B枠1'00″…LION※注1 0'30″…ニッポンレンタカー、おとなの自動車保険(セゾン自動車火災)、SUBARU、HONDA、M(McDonald's)、BRIDGESTONE、セブン アイHLDGS.(イトーヨーカドー)、TOYOTA、Welch's(カルピス)、King C枠1'00″…TOYOTA※注1 0'30″…タケモトピアノ、任天堂、サカイ引越センター D枠0'30″…GungHo、コメリ、宝くじ(みずほ銀行宝くじ部)、アデランス、GALAXY Note Edge E枠1'00″…LION※注1 0'30″…Y!mobile、TOYOTA、SUNTORY、CASIO(カシオ計算機)、DAIHATSU、セブン アイHLDGS(セブン-イレブン) F枠1'00″…積水ハウス※注1、大正製薬※注1、NISSAN(日産自動車)※注1 0'30″…アース製薬、IRIS アイリスオーヤマ、SoftBank G枠1'30″…SUNTORY 0'30″…DAIHATSU、KEIRIN、WOWOW ※注1 カラー表記
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074.悪夢 訳が分からない。 地にへたり込んだまま、♀ブラックスミスは呆然と前を眺めていた。 いや、正確には目の前に存在する男。 ―――斧を携えた♂ブラックスミスの姿を見ていた。 事の経緯は少し前にさかのぼる。 山小屋を出た♀ブラックスミスは、当てもなく♂ブラックスミスを探して歩き回っていた。 その途中、偶然森の近くを歩いている時に、地響きのような音を聞いたのだった。 人がいる。そう思った瞬間、♀ブラックスミスは森の中へ走り出した。 ゲームに乗った人間がいる可能性はあったが、そう近づかなければ逃げることも十分可能だと思ったし、何より♂ブラックスミスがいるかもしれないという可能性を捨てきれなかった。 そして、辿り着いた先で彼女が見たものは……。 (あの人だ!!) 見間違いではなかった。 あの髪、あの顔立ち。少々遠目ではあったが、憧れ、密かに焦がれてさえいた彼を、彼女が見間違えるはずは無かった。 ただ一つ、何かが違うとすれば。 いつも感じていた優しげな雰囲気を、今日は纏っていない事ぐらい……。 「♂ブラックスミスさん!」 半ば叫ぶように彼の名を呼ぶと、彼女は走り出した。 彼に会えた。ただその嬉しさだけが胸に広がっていて。 今ここで殺し合いをさせられている事なんてすっかり消えていた。 「……」 ゆらり――と、♂ブラックスミスは彼女に目を向けた。 その目に正気の光が無いことなど、彼女は気づかなかった。 動きはあくまでゆっくりと。しかしその腕にだけは人にあるまじき力が込められ。 ♂ブラックスミスは血濡れの斧を振り下ろした。 ズガッ……!! 鈍い音が彼女の耳に届いた。 地を強烈に打ち据える刃の音。 彼女を真っ二つに断ち切るはずだったそれは、幸運にも前髪数本だけを連れ、地に刺さっていた。 「ぁ……え……?」 彼女の思考は完全に止まっていた。 何故彼が自分を斬ろうとしたのか。 自分は生きているのか。 何もかも理解できない。 ただ、彼が自分を殺そうとしたという事実だけが、頭の中をグルグルと回っていた。 「……?」 彼の中には何の感慨も無かった。 何故外れたのか。 何故目の前の獲物を見ると心が騒ぐのか。 ――分からない。 考えるのも面倒だった。 ――殺せば済む。 結論はそれだ。 殺せ。 ただ一つの、単純にして明快な真理。 もう一度、彼は斧を持ち上げた。 あの人が、斧を持ち上げている。 心には何も浮かんでこない。 恐怖も、悲しみも、何もかも。 先の一閃が、彼女を全てを刈り取ったかの様に。 そして何の抵抗も無いまま。 斧が振り下ろされ、彼女の命をも刈り取る……。 ――筈だった。 キィィィンッ!! 甲高い金属音が、辺りに響き渡る。 青い長い髪が、彼の姿の代わりに♀ブラックスミスの視界に広がった。 「大の男が戦意の無い女性に斬りかかるとは……恥を知れ!!」 一声叫んで♂ブラックスミスの斧を弾き返す。 間一髪二人の間に入り込んだのは、♀クルセイダーであった。 →075
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君に「好き」と言えたら自分を好きになれた。 ◇ すっと立ち上がったシノンは虚空をじっと見つめた。その先にあるのは彼女だけが見えるウィンドウだろう。 しんと静まり返る@ホームの中、彼女はその顔を俯かせぽつりと口を開いた。 「……こんなの」 垂れた青髪が顔にかかりその目元は分からない。 その様子をアトリはじっと見上げた。シノンの拳がぐっと握りしめられている。 「いや――そうね、こういうことも、覚悟しておくべきだった。でもこれじゃ……」 戸惑うように呟きを漏らし、しばらくの間彼女は立ち尽くしていた。 その様子にアトリは悟る。今しがた届いたメール――それで彼女が何を知ったのか。 しばらくの沈黙が部屋を支配した。 沈み込むような重苦しい空気にアトリは目を伏せる。 「……脱出しましょう。この街を」 しばらくの間を経て、シノンがはっきりとした口調でそう口にした。 その声色は努めて平静を保っている。そのことはアトリにも分かった。 その気丈な様子にアトリは何も言うことができない。自分がかける言葉など彼女には不要だろう。 シノンは強い。短い付き合いではあるが、アトリは彼女に大きな信頼を置いていた。 では彼女は自分をどう思っているのだろうか。足手まとい? 面倒な奴? そんな考えが脳裏をよぎった。 アトリはかぶりを振る。 そんなネガティブな思考に囚われることはもうしない。 そんなアトリをよそにシノンはウィンドウをにらみ付けていた。今後の動向に思考を巡らしているようだった。 「……今は何とか身を隠せているけど、今の私たちのステータスはまだ危険域。ここにとどまっていても何もできない」 「すいません、杖があれば私が回復役をできるんですけど」 「……別に貴方のせいじゃないわ、アトリ。だけど今は別の拠点を見つけないといけない。 ……この街じゃいつまたあのPKに遭遇するか分からない」 シノンの言葉にアトリはこくんと頷く。 元々この@ホームにだってそれほど長く居るつもりはなかったのだ。 ただ一時的に身を隠す為の場所の筈が、予定より長居してしまっている。 それは疲労もだが、一つの危機を乗り越えたことで緊張が弛緩へと変わったことも大きい。だが状況は依然として毅然なままであり、落ち着ける時間などありはしないのだ。 「……さしあたりマク・アヌを脱出して、日本エリアに向かいましょう。 モラトリアム――このイベントなら安全、とまではいえないでしょうけど好戦的なPKは集まらない筈」 シノンの言葉に頷き、アトリは意を決して立ち上がった。 また、殺し合いの場に躍り出る。そう思うと肩にひどく重い圧が乗りかかるが、しかし立ち止まろうとは思わなかった。 「シノンさん。じゃあ、あの人も」 「…………」 アトリはそう言って寝静まる女性――ランルーくんを示した。 シノンは一瞬複雑な顔を浮かべた後、黙って頷いた。 考えるまでもなく彼女を一緒に連れていくことにはリスクが伴う。歩けない以上背負っていかなくてはならず移動速度はそれだけでガクンと落ちる。 そうでなくとも彼女とは今し方まで殺し合っていた仲。今は静かだが起きた時にどう出るのかはまったく掴めない。 普通に考えれば連れていく理由など全くない。 アトリだって彼女には複雑な気持ちを抱いている。 好意を抱いている訳ではない。先のメールにはウズキの名があった。自分を守るため命をとしてランサーに立ち向かった刑事。 覚悟していたこととはいえ、それでも一縷の望みさえ費えた時、アトリは己の身体から力がすとんと抜けたのが分かった。 それでも意志を途切れずにいることができたのは、一重にシノンが隣に居たからだ。 今一度ランルーくんを見下ろす。メイクが落ちた横顔はまるで今まで戦っていたピエロとはまるで別人のようだ。しかし紛れもなく彼女なのだ。アトリには分かる。 そして状況的にもウズキをPKしたのは目の前に横たわる彼女の可能性が高いのだ。 「分かった……じゃあ行こう。私が先導するから、アトリはその人を抱えて街を出よう。道、分かるよね?」 「は、はい。大丈夫だと思います」 アトリは礼を述べ、ランルーくんの元へと近寄っていた。 彼女をおぶる形で抱える。自分よりも長身のPCだが、その身体は奇妙なほどに軽かった。 触れ合った身体は温かく柔らかい。アトリは神妙な面もちでその身体を抱えた。 「行こう、アトリ」 シノンは@ホームの入り口で準備を整えている。 彼女には本当に感謝している。ランルーくんのことは、完全に自分のわがままだ。 それでもいやな顔一つせず、それを受け入れ後押しさえしてくれた。 ならばこそこの機会を不意にする訳には行かない。 アトリはランルーくんの顔を見上げた。柔らかなベージュの髪が顔に掛かる。 ゆっくりと寝息を立てている彼女と、話すのだ。話してその声を聞く。それは自分がやらないといけないことだと思う。 自分はデータドレインを経て彼女の存在そのものを覗いた。 だから向き合ねばならない。奇妙な形でとはいえ自分は彼女と繋がりを持ったのだから。 「……行きましょう」 「うん、アトリ。分かってると思うけど、気を付けて。 前に話した黒服のPKも、たぶんまだこの街にいる。人が集まりそうな場所をアイツが離れるとは思えない」 @ホームの出口の前で二人の視線がかち合った。再び死地へ出ていく。そのことを認識して再び緊張が走った。 一瞬の逡巡を経て、シノンが一歩踏み出した。アトリも精一杯の勇気を振り絞り、@ホームを後にした。最後にデス☆ランディへの挨拶も忘れずに。 マク・アヌ脱出。 先ずはそれを為さねばらならない。 できることなら、誰にも見つからないまま。 ◇ シノンは努めて冷静に行動しようとしていた。 友人たちの脱落を告げられつつも、取り乱すことなく落ち着いた思考を早い段階で取り戻している。 その判断も決して間違っていた訳ではない。どの道今のマク・アヌに安全な場所などないのだから、遅かれ早かれ動かねばならないだろう。 しかし、その行動に少しだけ焦りが入っていたことは否めない。 アトリがヒーラーとして活動できない以上、もう少しだけシステムの自動回復に身を任せておいてもよかっただろう。 この段階で動き出したことはミスではないが、正解だったとも言い難い。 とはいえ、そんなことは些末な問題かもしれない。 どう選択をしようと、“彼ら”から逃れることなどできないのだから。 彼女が“彼ら”の力に一端に触れたが、それはあくまで一端。 全てではない。 ◇ アトリとシノンがマク・アヌの街を歩いて数分。 陽の光に照らされ明るくなった赤煉瓦の街を、彼女らは迅速かつ警戒を忘れずに移動していた。 前をファイブセブンを握りしめたシノンが先導しランルーくんを背負ったアトリが後をついていく形になる。 一歩一歩が緊張感で押し潰されそうなほど重かった。 「……待ってください、シノンさん」 ふと立ち止まったアトリにシノンが訝しげな表情を浮かべる。 憑神を宿して以来強化された聴覚で、アトリはその音を拾い上げた。 目を瞑り、感覚を先鋭化させる。街では変わらず水の涼やかな音が響いていた。何度も聞いたマク・アヌの街の音。その中に異物がある。 さわりと、アトリというPCを構成する金色の髪が揺れた。 「――下です。下から、何かが来ます!」 アトリがそう叫ぶのとほぼ同時に、 「……っ! これは――」 マク・アヌの石畳を素手で突き破り何かが飛び出してきた。 轟く爆音。煉瓦の屑がぱらぱらと舞い散る。炸裂する破壊の中心に男は居た。 無個性な黒い服。目元を不気味に隠すサングラス。その行いと相反するように平凡な外見。 空へと躍り出たその身体が、地面へと落ちるまでアトリにはやけに遅く感じられた。 彼女はギリギリのタイミングで避難に成功していたが驚いて思わず尻餅を着いた。ランルーくんの身体が揺れる。 そして圧倒的な威圧感に息を呑んだ。 マク・アヌの街を容易く破壊して見せた男は、すっと着地すると薄く口元を釣り上げている。 「ほほう、アイコンがあるからと来てみたが、ふむ……」 男がサングラス越しに視線を注ぐ。アトリへではない。シノンへだ。 アトリと同様、間一髪のタイミングで破壊から逃れた彼女は、男を見上げギリ、と悔しげに顔を歪ませた。 「生きていてくれて嬉しいよ、お嬢さん」 「…………」 「おやおや連れないな。5時間と57分ぶりの再会だと言うのに」 風貌、能力、そしてそのやり取りでアトリは悟る。 この男こそ、シノンがこのデスゲームで初めて遭遇したという規格外のPKだと。 「さて、先程の代償。ここで払ってもらうか、お嬢さん」 無個性な顔を上書きするように、獰猛でドス黒い笑みが浮かび上がった。 ◇ メールの確認を済ませたスミスはマク・アヌの探索に乗り出していた。 他の人間を取り込んで行くのと並行してこの空間についての情報を集める為である。 マトリックスらしき空間にあるマトリックスではありえないプログラム群。 その矛盾を解消する為にも、調査は必須。 先のワイズマンらとの一戦でスミスは上空からマク・アヌを一望した。 ならば次はそれで見えない場所――入り組んだ水路の内側を確かめていた。 「妖精のオーブ……実に便利だがまた見覚えのないプログラムだ。こんな得体のしれないものを使うのは正直抵抗があったのだがね」 クリキンがドロップしたアイテム、妖精のオーブ。 それはThe Worldにおいてダンジョンマップを一気に照らしだす非常に有用な効果を持ったアイテムだ。 マップ調査においてこれほど有用なものはないと試しに一つ使ってみたところ、一エリア分だが詳細なマップデータが手に入った。 「しかしそれも追々分かるだろう、お嬢さん方を取り込めばな」 スミスは対峙する三人の人間たちを一瞥した。 内一人は少なからず因縁がある。ゲーム開始当初に出会った忌々しい青髪の女――今度は逃しはしない。 緑の服を着た少女と道化師の衣装に身を包んだ妙齢の女性は見覚えはなかったが、まぁ何であれやることは同じだろう。死なない程度に痛めつけ上書きするだけだ。 妖精のオーブのもう一つの効果。それはマップを照らしだすと同時にそのエリア内に存在するプレイヤーの位置も表示することだった。 こちらも非常に有用だが、この効果はマップデータと違い一時的なものでしかない。マップ内にプレイヤーのアイコンが表示されるのは、時間にして一分弱のみだ。 これは(スミスは知る由もないが)The World両リビジョンを通して変わらない仕様だった。 とはいえスミスにとってその事実は大して枷になっていない。 彼が接触を持とうと思えば、その位置に向かって真っすぐと突き進めばいいだけなのだから。 ゲーム内の障害物など、彼にとってはバターのようなものだ。 「では始めるとしよう」 「……っ!」 スミスはそう言ったのと同時に、青髪の女――シノンが動いた。 早撃ちの要領で銃口を淀みない動作でスミスへと向け、引金を引く―― 「シノンさん!」 ――こともできずシノンの身体は吹き飛ばされた。 同行者の言葉が響く。スミスは口元を釣り上げ己の手に残る脆弱な感触を噛みしめた。 前では吹き飛ばされたシノンの身体が跳ね飛んでいる。素手の一撃でああだ。 「ふうむ、所詮は救世主でもない人間ではこんなものか。 ああ、一応言っておくが以前使った手は食わないぞ、お嬢さん。 君が私を撃退したことは全く偶然ではなかったにせよ――決して必然ではなかった。一度限りのまぐれでしかない」 スミスは悠々と言葉を紡いだ。 一撃で決めることもできたが、【上書き】を施す為に死なないよう手加減はした。先のネジのマシンのような失敗は侵さない。 苦しみ悶えるシノンの姿を前に、スミスは嗜虐的な笑みを浮かべる。プログラムらしからぬ強い感情の発露がそこにはあった。 「“結果”には必ず“理由”がある。 君が私を曲がりなりにも撃退せしめた“理由”は一体何なのか、考えていたのだがね。 一つしか思い浮かばなかった。私が未知のプログラムに対し無警戒過ぎた――それだけのことだとしか。 そしてその“理由”は既に私にはない。ならばもう勝機はないということになるな、お嬢さん」 言葉を紡ぎながらスミスはつかつかとシノンの下へと歩み寄る。 靴音が不気味にマク・アヌに反響する。 「……ほう?」 「行かせません」 それを阻むように一人の少女がスミスの前に立ちふさがった。 緑服の少女だ。彼女は決然とした表情でシノンを守るように立っている。 シノンは既に戦闘不能だろう。道化師の服を着た女性は未だに眠っている。となると、この少女がこの集団に残された唯一の戦力ということか。 「いいだろうどの道皆取り込むつもりだ。順番がどうなろうと私としては構わない」 「私が……貴方を倒します」 強い意志の籠った声でアトリはそう宣言した。 同時にその身体に緑の紋様が浮かび上がる。幾何学的な線に包まれたその姿にスミスは笑みを崩し訝しげな表情を浮かべた。 「――来て、イニス」 ハ長調ラ音が鳴り響く。 と同時に、 ◇ 世界が塗り替えられた。 マク・アヌのファンタジー然とした街並みは消え去り、データの奔流渦巻く超常的な空間へと接続される。 データとデータが溶け合い螺旋を描いて新たな数値を生み出す。その姿はさながら荒れ狂う海のよう。 世界には本来は存在しない筈のエリア――憑神空間。 「ほほうこれは」 その空間へと誘われたスミスはその光景を興味深そうに見下ろす。 今までも何度か見覚えのないプログラムや現象に行き合ったが、これは格別だ。 シノンの使った水晶や先のネジなどは見覚えのないものではあったが、何かしらの理の枠に収まっているであろうことはつかめた。 だがそれらと比べこの力は少々異質だ。そうこの世界そのものから外れる感覚――そうこれはまるでプログラムでありながらその枠から抜け出した自分の存在に似ている。 「面白い、実に興味が湧いたよ」 そう口にしながらスミスは前を向く。 そこには自分へと揺るぎない敵意を向ける何かが居る。 一片の汚れさえ見当らない白い体躯をしたそれはまるで天使のようだった。 背中に背負った金色の円環やステンドグラスを思わせる青い模様も相まって神々しくすらある。 「……行きます」 声が乱れ狂う空間を通して響き渡る。 それを見たスミスは獰猛な笑みを浮かべる。姿は違えど、どうやらあれはあの少女――アトリであることに変りはないらしい。 となれば彼女を取り込むことができれば―― イニスがその両腕を上げ光弾をまき散らす。スミスは思考を中断しその光弾を避けていく。 精度はそれほどではないが一発一発が速い。が、スミスにしてみればどれも止まっているのと同じことだ。 スミスは世界の理を無視し身体をあり得ない方向へと捻じ曲げ避けていく。 先のネジ――クリムゾン・キングボルトとの一戦においてそうだったように、スミスにとって射撃ほど無意味な技はなかった。 「なら……!」 アトリもまたそのことを痛感したのか光弾を発射するのを止め、代わりにその腕に青白く光るブレードを灯す。 そしてその身に光を纏い突進する。猛然と迫る【惑乱の飛翔】。だがスミスは臆することなくそれを迎え撃つ。 二つの力が激突し、空間が振動する。弾かれたのは憑神・イニスの方。 しかしアトリは止まることはない。その巨体を転換させ接近したスミスに攻撃を喰らわせる。 だが、 「遅いな、天使(Angel)」 「そんなっ……憑神と打ち合うなんて」 四方八方から襲いかかる青の閃光をスミスは難なく打ち返していた。 降り注ぐ光弾の雨、高速で振るわれるブレードの攻撃。そのどれも簡単に振り払っている。 その手には何もない。徒手空拳で憑神と互角に渡り合っているのだ。 否、僅かにスミスが押していた。 「私も昔は天使に煮え湯を飲まされたものだが、今の私にとっては恐れるに足らんな」 この場に来る直前で取り込む筈だった“翼のない天使”を思い出しつつもスミスは嗤った。 今や自分は完全に自由な存在である。 創物主――アーキテクトを筆頭とした“神”たちでさえ自分の行動を制限することはできない。 完全なる自由。それを得たスミスにとって“天使”などもはや取るに足らないものでしかない。 「まだですっ……!」 あらゆる攻撃を打ち返され徐々に追い詰められていくアトリだが、それでも諦めてはいなかった。 スミスと打ち合っていた身体が不意にすぅ、と薄れていく。【反逆の陽炎】その突然の動きにスミスの動きが止まる。 「これで……」 スキルを利用し背後を取ったアトリ/イニスがその身を展開する。 【データドレイン】――高まり行く光にスミスは何か危険なものを感じ取った。 そして同時にその身を躍らせた。 今度は全開だ。死なないように、などという思考はない。救世主の力を取り込んで以来異様に鋭敏になった感覚で、彼はその危険性を察知していた。 光の高まりへと飛び込み、全ての力をそこへと叩き込む。 「え」 アトリ/イニスの言葉が漏れる。 同時に何かが砕ける音がした。 ――プロテクトブレイク。 ◇ そして見慣れた空間が戻ってきた。 憑神を維持できなくなったアトリの身体が地面に転がり、マク・アヌの街に二人の少女の身体が倒れ伏す。 スミスはスーツの汚れをはたき落しながら二つの身体を無慈悲に見下ろしている。 この勝利に昂揚や安堵ましてや達成感などは一切感じてはいなかった。 自分には負ける“理由”がなかった。それだけのことだ。 「だが今の現象……興味深いな。そうだな、君だけは絶対に取り込まなければ」 言いつつスミスはアトリを見下ろした。 先の現象を発現させた彼女は今苦悶の表情を浮かべている。何とか立ち上がろうとしているようだが、無理だろう。 「世界の変容もだが、最後に見せたデータの変動も見逃せない。 いや君が死なないでくれて助かるよ。手加減はできなかったからな」 スミスは口元を釣り上げる。そしてアトリの身体を取り込もうと手を伸ばす。 だがその直前、地面におかしな影ができていることに気付いた。 「む」 「アトリ! 逃げるよ」 それがシノンが前に使って見せたあの結晶のものであると気付くのと、彼女の声が響くのは同時だった。 スミスは舌打ちし頭上に出現したそれを避ける。かつての二の轍は踏まない。これを弾いてはいけないことは分かっている。 だが結果としてスミスの動きに僅かに隙ができた。その間にシノンがアトリの手を引き上げ走り去らんとしていた。アトリとの一戦の間に彼女は動けるようになっていたということか。 出し抜かれる形となったスミスだが彼は笑みを崩さなかった。 またしてもあの女はこの手で自分を退けるつもりらしい。効かないとわざわざ忠告してやったというのに。 もしかしたら自分は犠牲になってもアトリはだけは助ける――そんなこと考えているのかもしれないが、意味はない。 何故なら、 「この先は行き止まりだよ、お嬢さん」 シノンが逃げようと走り出した先にも彼が居るからだ。 マク・アヌの建物の影からぬっぺりと現れたもう一人の彼。 コツコツと靴音を響かせ歩いてくる彼は、紛れもなくスミス一人だった。 「なっ……」 シノンが息を呑むのが分かった。そして信じられない、とでもいうように振り向き、そして変わらず存在するスミスを見た後、その表情が絶望に歪んだ。 そして少女たちは挟まれる形となる。全く同じ顔をした、全く同じ殺意を宿した、全く同じ殺戮者に。 「やあ、お嬢さん。また会ったな」 「そして――お別れといこうか」 一瞬見せた絶望を噛みしめるように消し、シノンは銃を構えた。 即座に一方のスミスが反応し、その身体が宙へと跳ね飛ばされた。陽が上ったばかりの空を舞うシノン。 苦悶に満ちた呻き声を上げ彼女はどこかへと跳ね飛ばされていった。 「やれやれまた加減を間違えたか。全く厄介なことをしてくれるな、あの榊とかいう男は」 少し勢いを付けすぎたか。その光景を見たスミスはそう思いやれやれと肩を竦めた。 スミスとしては死なない程度に納めたかったのだが、しかしこれが中々上手くいかない。 死体がすぐに消えるというのはスミスにしてみれば結構な枷であった。 現にシノンに少々やり過ぎてしまったではないか。 「どこに行ったにせよ、あれではもう生きてはいないな」 「ま、いいだろう。あの女へのお礼はこれで済んだ」 「それよりも見るべきは」 二人のスミスは同時に残された少女を見た。 そこには痛みに震えるアトリの姿があった。 ◇ 憑神を破られたアトリの意識は混濁していた。視界が歪み、上下の感覚が正しくつかめない。 それでも、そんな中にあってもアトリは場の状況を理解しようと務めていた。生き残る為に。 だが皮肉にもその結果、彼女は知ってしまった。自分を支えてくれていた手が、このゲームであって共にあった手の温もりが消えてしまったことに。 「あ……」 それが何を意味するのか。 気付いた時、アトリの心の芯ががたがたと音を立てて崩れていくのが分かった。 シノン。彼女の優しい両手は、もうそこにはない。 代わりにあるのは、混濁する視界に浮かぶ獰猛な笑み。 アトリの瞳から光が消える。ただの空白となった瞳は、厭になるほど何もない偽物の空を映した。 「さて君もこれで私たちの一員だ」 そう言って男はアトリへゆっくりと手を伸ばしてくる。 倒れ伏すアトリには何の抵抗もできない。 男が内側へと入ってくるのを、ただ待つだけ。 這入られ 弄ばれ 蹂躙される。 その感覚はひどく不快で、所作に自分への思いなど一切感じられない。 身体を通り越して心までも、踏み荒らされる感覚をアトリはただ甘んじて受け入れる。 少し前の彼女ならば、それでも抵抗したかもしれない。 ハセヲの言葉を思い出し、シノンに支えられ、歩むことを選んだ彼女ならば。 しかし彼女は再び折れていた。そんなちっぽけな意思など、この男の暴力の前では何の意味も持たなかったのだ。 そうして絶望の中、アトリはその身の支配権を男へと譲り渡す―― 「shock」 ――それを阻んだのは、奇怪なほどに高く、しかし同時に不思議な愛嬌のある、そんな女性の声だった。 アトリの身体へと入り込んでいた男の身体が、その言葉と共に光に包まれたかと思うと――跳ね飛んだ。 その現象の名はコードキャスト[shock]。無論それはアトリもスミスも知らない。知らないが、どういうものかは見て取れた。 突然の不意打ちに男は舌打ちし一歩後ずさる。予期しないところから放たれた全く未知の攻撃では、さしもの彼も躱すことができなかった。 「今頃お目覚めとはな、とんだ道化師だな、全く。 何をしようと一つの結果に収束することは間違いないというのに」 「駄目ダネ キミニハ ナインダ ナインダヨ」 そう言ってスミスは敵意を込めた視線を彼女へと注ぐ。 その先には一人の道化師/人間が居た。 「ナインダヨ 愛ガ。ソレジャア 駄目ダヨ」 痛切な表情を浮かべて。 Next 君想フ声~愛だね、愛がなくっちゃね~
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<兵士>うわぁ~~~~~なんなんだこの宇宙人は<兵士B いや違うこの人物は映画でみたときがあるぞ! -- グロック (2005-12-24 09 01 36) たしかあのゴ○ラの映画でこんなシーンがあった -- 名無しさん (2007-06-30 13 13 39) うっ撃てない怖くて撃てない -- 名無しさん (2007-07-07 16 11 01) スミスじゃないか -- アンダーソン君 (2007-07-28 22 16 46) ぼこすかウォーズにしか見えない -- 名無しさん (2007-07-29 19 31 31) ター〇ネーター! -- 名無しさん (2007-08-07 17 26 25) ↑敵の顔が -- 名無しさん (2007-08-07 17 27 09) 田 代 に し か 見 え な い の は 俺 だ け で い い -- 名無しさん (2007-08-15 08 16 49) なんですかこれは!?エージェントスミス!? -- 匿名 (2009-07-29 08 56 53) よく見ろ中央の奴が弾丸避けまくってるぞスミスだスミスに違いない -- 名無しさん (2009-07-31 10 16 35) あああ・・・・・・スミスおじさんだ・・・・・・(プチン)・・・・・・逃げ・・・ -- 第二混成機動大隊 (2009-07-31 12 20 12) 気をつけろ、奴らに捕まるとスミスにかえられるぞ! -- 名無しさん (2009-07-31 19 31 46) 全員タモリみたい -- 犯人 (2009-08-12 23 15 39) じゃー明日来てくれるかな!!? -- 名無しさん (2009-08-13 15 15 14) いいともー!! -- スミス (2009-08-14 11 39 51) 目つぶってジェノ砲うちゃいいじゃん -- yy (2009-08-24 15 18 54) もしや…GFW!? -- ガメラ (2012-12-20 18 03 03) 名前 コメント
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116.悪魔と獣 「おや、戻って来ちまったね」 常緑樹の林の中に、♀ローグの緊張感のない声が響く。 ♂GMの爆発現場から離れようと、小走りで進んだのは良かったが結局その前に居たタヌキの丘付近に戻って来てしまったのだ。 彼女の目の前には、少し前に彼女自身の手で葬り去った♂クルセイダーの遺体が放置されている。 「……まいったねぇ」 言いながら、♀ローグは頬をかく。 てっきり北に向かっているとばかり、思っていたのに。 ひとつため息をつき、その場に腰を下ろす。 目の前の♂クルセイダーは、彼女が手にかけた後と、ほぼ何も変わらない状態だった。 ひとつ、変わったことといえば、死に際に流した涙が乾いているといったことぐらいか。 ♀ローグは、何気なく♂クルセイダーの頬に触れる。 死後硬直が始まっているのか、その肌は硬く、冷たかった。 「あぁ、そうだ」 ふと思い立ったように、♀ローグは自分の鞄の中をあさり始める。 「重い上に使えないもの、持ってても仕方ないからさ。返すよ」 そう一人呟いて、♂クルセの傍にプレートを置く。 脱がすことは出来たが、死後硬直の始まった体にプレートを装備させることは無理だった。 ♀ローグは、お手上げといった風に笑い、肩をすくめた。 「さて、と」 言って、♀ローグは立ち上がった。 服についた草を軽く払いのけ、重いプレートを運んで凝った肩をならす。 「これで軽くなった」 満足げに呟いて、元来た道はどっちだっただろうと、周りを見渡す。 周りは木漏れ日の差す林に囲まれ、元来た方向は容易には分からない。 見た事のある木や、小さな広場を辿りながら、彼女は注意深く林の中を進んだ。 「……?」 タヌキの丘をもうすぐ抜けるかといった所で、♀ローグは、ふと妙な気配を感じて立ち止まった。 それを長年の経験から殺気だと感じ取った彼女は、すぐにハイディングで身を隠す。 自分の後ろ方向。オークの森のほうから来たと思われるその人物は、 手に血のついた大斧を持ち、まっすぐ♀ローグのほうへと歩いてくる。 ――♂ブラックスミスか。 心の中で小さく舌打ちをし、彼女はトンネルドライブでその場から離れる。 ♀マジシャン、♂クルセイダー、♂GMと三人を葬ってきたが、今回ばかりは相手が悪いらしい。 ――厄介な奴に関わるのはごめんだね。 ♂ブラックスミスの、心が通わない虚ろな目を見、彼女は眉をひそめた。 しかし、その目は確実に――トンネルドライブで歩きながら隠れているはずの彼女を見ている。 ブラックスミスから離れようと歩いていたはずが、何故か差も縮まるばかり。 「……っくそ!」 ♀ローグはこのままトンネルドライブ状態で居るのに危険を感じ取り、姿を現して走ることを選んだ。 途端、♂ブラックスミスも彼女を追って走り出す。 丘を抜け、林を抜け、道は砂漠へと達した。もう木々に紛れて逃げることも出来ない。 ――どうする……? ♀ローグが前方を睨んで唾を飲んだ瞬間、♂ブラックスミスの気配が、すぐ背後まで迫った。 「っく……」 重い斧が耳元をかすめる音。 それを持ってこの速さで走っているのに、全く息を荒げない♂ブラックスミスの攻撃を、♀ローグは両手で浮け流した。 次いで、二度目の攻撃。 横薙ぎに振られた斧を、バックステップで避ける。 ――仕方ないね――。 逃げるのを諦めて反撃しようとダマスカスを構え、♀ローグはそのまま♂ブラックスミスの腕を切り裂こうと、素早く短剣を振り下ろした。 腕さえ使えないようにしてしまえば、この大斧は使えまい。 そう思ってのことだった。 しかし――― 「……え?」 彼女のダマスカスの刃先は、♂ブラックスミスの肌に触れることなく、何かに阻まれたように宙を薙ぐ。 その上、反撃を避けるためにバックステップでとった間合いも、常人より早く詰められた。 「この野郎……」 再度バックステップで距離をとりながら、彼女はようやく理解した。 「運のいい奴も居たもんだね!」 言って、大きく後ろに跳ぶ。 ♂ブラックスミスは、やはりそれを追って高速で移動した。 大斧が髪をかすり、衣服をかする。 全て紙一重で避けながら、彼女はどうにか隙をつこうと♂ブラックスミスを睨み続けた。 軽い身のこなしが得意なはずの自分を、ここまで正確に狙ってくる相手を必死でやり過ごそうとバックステップで間合いを取り、避け続ける。 足場が悪いせいか、バックステップをする度に、砂漠の乾いた砂が巻き上げられ、辺りには砂煙が立っていた。 砂漠の中にそびえる一本の木を見つけ、♀ローグがそれに近づいた時になっていつまで続くとも分からない二人の攻防が、一瞬だけ動きを止めた。 突然、♀ローグがその場に立ち止まったのだ。 深く考えない――否、その思考すらも奪われた♂ブラックスミスは、そのまま大きく斧を振りかぶる。 ようやく目の前の獲物を捕らえられる歓喜に、♂ブラックスミスの顔がうっすらと笑みを刻んだ。 そのとき。 「ストリップウェポン!」 ♀ローグの声が響く。 血のついた大斧は、♂ブラックスミスの腕からゆっくりと、滑り落ちた。 突然の出来事に、♂ブラックスミスは呆然とした表情を浮かべる。 しかし、それはすぐに怒りへと変化した。 「殺す……殺す―――殺してやる」 低く、とりつかれたかのように繰り返し呟く♂ブラックスミスを見、♀ローグは背筋をぞくりとさせる。 ――ったく……! なにか、捨て台詞でも吐いてやろうかと思いながらも、 彼女は本能的に危険を感じ取り、バックステップで距離をとって走り出した。 ♂ブラックスミスは、鬼のような形相で彼女を追ってくる。 しかし、斧を装備できない彼には、バックステップで逃げる♀ローグに追いつく術はなかった。 ♂BS 状況変わらず 現在位置:砂漠 ♀ローグ ダマスカス1個、ロープ、ロザリオ1個、赤P食料 →117
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【検索用 しゅうてんまきあーと 登録タグ VOCALOID nogi し 初音ミク 曲 曲さ 3774.】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:nogi 作曲:nogi 編曲:nogi イラスト:3774.(Twitter) 唄:初音ミク 曲紹介 苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い 曲名:『秋点マキアート』(しゅうてんまきあーと) 『ボカコレ2022秋』TOP100参加作品 歌詞 (概要欄より転載) 「だけど」って言った一言が 心の静寂を穿つ 特別になれなかった 愛情を劣情を知った ねぇねぇなんでって ねぇねぇ愛してって 分かってるよ気づいてるよ 馬鹿なもんでしょ ねぇねぇどうしたって ねぇねぇこうしたって ビターエンド痛い恋慕 敗北だルーザー まさに終点 秋点マキアート キャラメリゼしたって 苦くて飲めないの 吐いてしまいそう このケーキも 甘くない気分も 口にしたら そう知ったら ゼロになるの あのね終電 終演ラテアート 飲み干してしまった 思い出にありがとう? 言わせないでよ! 揺らいだ心情 偏愛の新章も 読み切ったら そう切ったら 戻しちゃうの 馬鹿にしないでよ!!! あー 苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い苦い xxxxx 遊園 U'n'ピチカート マグカップ注いだ 私だけのアート汚さないでよ! 謀ってみよ 恋愛は二分法 嫌いもないなら そしたらゼロ 誹らないでよ! 終点 秋点マキアート あー 終電 終伝ラテアート 世界の終焉 終演にしましょ 反吐が出るような 愛に三行半を 着払いでさ! 衝動的のその先のセゾンを 無下にしたら オルターエゴ担うの はらり舞うの コメント 名前 コメント
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外国人選手・さ行・す スウィーニー ズーバー スクルメタ スコット(ヤクルト) スコット(横浜) スタニファー スタントン スタルヒン スタンカ スタンドリッジ スタントン スタンレー橋本 スチブンス スチーブンス スチュアート スチュワート ステアーズ スティーブ(ロッテ) スティーブ(西武) ストーン ストローター スパイク スパイクス スペンサー(阪急) スペンサー(阪神) スピアマン スミス(南海) スミス(読売) スミス(ヤクルト:1984-1985) スミス(ヤクルト:1999) ズレータ
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1◆ 唐突に送られた二度目の定時メールを、オーヴァンは無言で見つめている。 今度は十人ものプレイヤーが命を落としてしまった。この手で屠ったシルバー・クロウも含めて、見知った名前がいくつもある。 【志乃】は、ハセヲにとっての想い人であり、この手で未帰還者にしたプレイヤーだ。 【アトリ】は、月の樹に所属するプレイヤーの一人で、ハセヲの仲間でもある。 【エンデュランス】は、第六相「誘惑の恋人」・マハを使役する碑文使いPCだ。その圧倒的な力を振い、闘宮で多くのプレイヤーを魅了している。 【ボルドー】は、『The World R:2』における最大のギルド『ケストレル』に所属するPKだ。しかし、自分とはそこまで関わりがない。 そして【カイト】。かつての『The World』を救った勇者の一人で、現在の『The World』を守護するAIプログラムだ。 このカイトがどちらのカイトなのかはわからない。しかし、彼のような存在までもがこのデスゲームに巻き込まれていることから考えて、オーヴァンは一つの可能性を導き出した。 「やはり、榊は時空すらも超越できるようだな」 知識の蛇の管理者であるPC・八咫。そんな彼だが、かつては【ワイズマン】という名で行動していた。 もしも、彼が【ワイズマン】であった頃ならば、カイトもかつてのカイトである可能性が高い。本人か、あるいは本人のPCデータをバックアップして、それに自律起動のプログラムを付加させたのか。 どちらにせよ、運営の技術力は『The World R:2』すらも遥かに超える。そんな彼らを出し抜けるのは、至難の業だ。 「だが、面白い」 しかしだからこそ、乗り越える甲斐がある。 オラクルと言う女は、自分に未来があると語った。それがどんな形であるかはわからないが、少なくとも自分の終わりはまだ遠くにあることは確かだ。 尤も、だからといって慢心などしない。オラクル曰く、未来は選択によって作られるのだから、道を誤っては最悪の結末に辿り着く危険もある。 今はただ、このゲームを扇動しながら情報を集めるしかなかった。シルバー・クロウをデリートしたことによってウイルスの発動時間は伸びたが、それは一時しのぎに過ぎず、根本的な解決にはならない。 情報収集の為に、イベントとやらを行うのも悪くないかもしれないが、それでは榊達から怠慢だと指摘されるだろう。だが、そこまで奴らに尽くすつもりもない。 状況によってはイベントを行うことも辞さないつもりだ。 「【エンデュランス】、【志乃】、【アトリ】……お前は何を思う、ハセヲ?」 オーヴァンは呼びかけるが、当然ながら答えは返ってこない。 この世界には彼がいる。戦いの宿命を背負わせ、そして成長を導き続けた少年・ハセヲがいるのだ。その名は書かれていないので、まだ生きていることになる。 彼はまだ死ぬべきではない。ハセヲには、やるべきことが山ほど残っているのだから。 もしも、彼とこの世界で再会したら……自分はどうするべきか。それも考える時が来るかもしれない。 思えばこの仮想世界に放り込まれてから、彼に関することは碌に考えていなかった。いつもと違い、いつ遭遇してもおかしくない状況なのに、些か呑気だったか。 知り合いが立て続けに死んだことで、ハセヲはどうなるのか。 怒りに身を任せ、復讐の道を選ぶのか。あるいは、絶望のままに全てを投げ出してしまうのか。それとも、全く別の選択を選ぶのか……? しかし、すぐに再会できる訳でもないのだから、ハセヲのことばかり考える訳にもいかない。それにハセヲであれば、このような運命を突き付けられて、折れるほど柔なプレイヤーではない。 それで諦めてしまうようなら、最初からその程度。遠からず、この世界で朽ち果ててしまうだけだ。 2◆◆ 「“我々”の残りHPは60%強……」 「万全とまではいかないが、戦闘に支障を及ぼさない状態にまで回復したか」 「だが、使用できる残りポイントは少ない」 「“我々”と共に、増やしていけばいいだけだろう?」 「それもそうだったな」 マク・アヌの一角で、感情の感じられない会話を続ける男達がいる。 エージェント・スミスと、ボルドーと言うプレイヤーを上書きしたことによって誕生したコピー・スミス。一見すると互いを気遣っているようにも思えるが、彼らの間に情など存在しない。何故なら、一人が死んでもすぐに【代わり】が生まれるのだから。 そうでなくとも、マトリックスを支配するエージェントに感情など皆無。何の縁もない命が消えた所で、影響など及ぼさなかった。 「そして“私”よ、ボルドー君の持っていたプログラムの解析はどうかね?」 「ふむ。解析を進めているが、これが思った以上に厄介だ。これはどうやら、私が#=――」 その時、ボルドーを上書きしたスミスの言葉が途切れる。そのまま続くが、まるでノイズが混じったようにはっきりしない。 スミスは訝しい表情を浮かべるが、すぐにコピー・スミスは元通りになる。 「――すまない。これは比類なき力を秘めているようだが、その分だけ不安定だ。無暗に触れようとしては、私の肉体に異変が起こるかもしれない」 「成程……だが、もしも万が一のことがあるのなら、“我々”は“私”を切り捨てなければならない」 「データは惜しいが、仕方があるまい。“力”など他にいくらでもある」 「だが、今は解析を進めてくれたまえ」 「当然だとも」 最優先事項は、救世主ネオ及び榊の殺害だ。その途中でハセヲやシノンも殺す。 その為に新たなる“力”を次々と取り込むべきだが、それにばかり拘りすぎて本来の目的を疎かにするなどあってはならない。そんなことになっては愚かな人類と同じだ。 だからといって“力”を諦めるつもりなど微塵もないが。 「残されたプレイヤーの数は【33名】……恐らく皆、一筋縄ではいかないだろう」 「だからこそ、“我々”の存在がより重要になる。ハセヲ君にシノン君、そしてアンダーソン君を殺す為にもな」 「ああ。“私”の方も、そろそろ連れてきてくれるだろう」 その言葉に答えるかのように、足音が響く。 二人のスミスが振り向くと、その先からまたもう一人のスミスが現れる。ワイズマンを上書きしたコピー・スミスだった。 「待っていたよ、“私”」 「待たせたね、“私”」 「どうやら、成功したようだね」 「ああ……しかし、NPCは道具屋以外に存在していなかった」 「“私”が増えたのなら、それで充分ではないか」 その会話に会わせるように、建物の陰から一人の男が姿を見せる。 ダークスーツと漆黒のサングラスが特徴的な男……エージェント・スミスだった。 「初めましてと言うべきかな? “私”」 「そんな挨拶は必要ないだろう、“私”」 「これは失礼した……だが、歓迎するよ“私”」 初対面の挨拶と呼ぶにはあまりにも淡々としすぎていて、それでいて相手への情愛が微塵にも感じられない。 しかし、彼らの間にはそんな物など必要なかった。例え【自分】がもう一人増えたとしても、そこに絆や信頼と言ったモノは存在しない。 目的を果たす為の駒が増える……その程度の認識しかなかった。 「あのNPCの上書きを果たしたのなら、アイテムの管理も可能なのかね?」 「ああ……だが、それは魔法道具屋の中だけだ。“私”が離れた途端、あの施設はただの建物に成り下がった」 マク・アヌには魔法道具屋というショップが存在する。スミス達はポイントを使い、そこで【平癒の水】を三つ手に入れて、回復した。 その際に1200あったポイントは一気に150にまで減少しているが、背に腹は代えられない。生存に比べれば、ポイントの価値などたかが知れている。 HPが200回復すると言う効果が、全体の何%に及ぶかは不明。しかし、半分以上を取り戻すことを可能としたならば上出来だ。 その後、スミスを一人だけショップに残して、道具屋の店主を上書きした。それによって時間を食い、そして魔法道具屋が使えなくなると言うデメリットも生まれてしまう。 しかし、それは他のプレイヤーも魔法道具屋を使えなくなることになり、逆転の芽を一つだけ潰せたのだ。 「ハセヲ君もシノン君も既に去った……マク・アヌにこれ以上留まった所で収穫は得られまい」 「では、次は日本エリアに向かうのはいかがかな? あそこには【月海原学園】という施設もある」 「学園……確かに、大量のNPCもいるかもしれない」 「そこに集まった者達を“我々”にしてしまえば、ハセヲ君達とも同等に戦えるだろう」 「それにメールの内容が正しければ、学園で“我々”の邪魔をすることは何人たりとも不可能だ」 定時メールによると、日本エリアの月海原学園では【モラトリアム】 が行われている。 そこは現在、交戦禁止エリアになっているらしい。そのルールを無視して戦闘行為を行ったプレイヤーが、NPCに発見されたらペナルティが課せられる。 ペナルティの詳細はわからないが、これはスミス達にとってチャンスになる可能性があった。 禁止されているのは【戦闘行為】であり、自分達の【上書き】はそれに該当しない。NPCに対する【上書き】は攻撃的ではない接触を長時間続ければ、成立する代物だ。 むしろ逆に、それを妨害しようとして攻撃行為を行うプレイヤーにこそ、ペナルティが課せられるだろう。こちらも戦闘行為を行えないが、それはエリアにいる限り全員に該当する。 また、学園にNPCを支配し尽くせば、それだけで空間の情報が得られるかもしれなかった。 「さあ、急ぐとしよう。 “我々”を増やし、そして“我々”に煮え湯を飲ませた者達に、復讐を果たす為にも」 そして、四人のスミス達は日本エリアに向かって、一斉に走り出す。 その勢いに混じるかのように、微かな黒点が密かに浮かび上がった。 策を弄しているのはスミス達だけではない。ボルドーを上書きしたスミスの中に潜むAIDA・ Grunwald も同じだった。 Grunwald は、自らを解析しようとするスミスを支配しようと試みたが、スミスもまた簡単に支配されるAIではなかった。 もしも、こちらが少しでもこちらの意図を察したら、その瞬間にスミスごと削除されかねない。それだけの冷酷さが、スミス達からは感じられた。 スミスにとって、同じスミスだろうと信頼を抱かない。それどころか、いくらでも代わりのいる駒……鉄砲玉に例えてもおかしくなかった。 事実、スミス達は二人のスミスが死んでも、微塵の悲しみも抱いていない。もしも、今ここでAIDAごとスミスが消えても、ただ戦力が減った程度の認識しかないだろう。何故なら、変わりはまた生み出せるのだから。 しかしだからといって、ただスミスに掌握されるつもりはなかった。少しずつ、時間をかけて、ゆっくりと牙を磨いでいく。 何らかの戦闘が発生すれば、スミス達の意識は嫌でも Grunwald から外れる。そこを狙えば、スミスを完全に暴走させることも不可能ではない。 そうしてコントロールを得て、他のスミス達にも Grunwald を感染させれば……全てはこちらの勝利だ。その為にも、今はスミス達に支配されたふりをしなければならない。 最悪の種は、まだ潜み続けている。 静かに、それでいて冷酷に。ゆっくりとだが、確実にその手を伸ばしていく。 全てをこの手にしようと目論む者達は、ひたすらに歩み続けていた。 3◆◆◆ (どうやら、彼らは日本エリアに向かうようだな) マク・アヌから去っていくように、全く同じ姿をした四人の男は走っている。 その速度は凄まじく、韋駄天と呼ぶにふさわしい。全身から放たれる殺気と相まって、只者でないことが窺えた。 尤も、オーヴァンは動揺することもなかったが。 ファンタジーエリアの小屋を去ってからマク・アヌへと向かい、何か得られる者がないかを捜していた。だが、見慣れていたはずの街ではNPCの姿が見られず、まるでゴーストタウンと呼ぶに相応しい。 どうやら、無駄足に終わってしまったか……そんな微かな落胆を抱いた瞬間、魔法道具屋の前で四人の男を発見したのは。しかし、男達の異質な雰囲気が、接触を躊躇わせてしまう。 まるでクローン人間を見ているかのようだった。それに、一人一人から放たれている威圧感も凄まじい。オーヴァンとて半端者ではないつもりだが、それでも男達は異常だった。 単体で戦うのならば対処の余地はあるが、奴らは『数』という最大の武器がある。何の情報もない連中に攻められでもしては、負ける可能性も否定できなかった。 どうしたものか……そう思案するのと同時に、男達は魔法道具屋の前から去っていく。魔法道具屋から距離があったことに加えて、建物などの遮蔽物が多いおかげで気付かれずに済んだ しかし、オーヴァンは安堵をしていない。ただ、疑問だけを抱いていた。 (あの黒点……まさか、あの男に種が撒かれているのか?) 一人の男から黒点が湧き上がっているのをオーヴァンは見ている。ほんの僅かだが、あれはAIDAが持つ黒点だ。 つまり、彼らはAIDAに感染していることになるが、その姿に見覚えなどない。そもそも『The World』のアバターに、西洋人男性を彷彿とさせるような職業など存在しないはずだ。 だとすると、別世界の人間がAIDAに感染したことになる。まさか、榊達によって感染させられてしまったのか。 (それに彼らはハセヲのことを知っている……) そしてもう一つ、彼らはハセヲの名前を呼んでいた。 離れていたせいで全ての会話を聞くことはできなかったが、確かにその名が呼ばれている。『死の恐怖』を自称したハセヲの名前が。 恐らく、彼らはハセヲと戦ったものの、撤退を余儀なくされたのだろう。そして、今度はその数で報復を行おうとしている。 (彼らを追うか、それとも……) 男達は日本エリアに向かおうとしている。目的はハセヲの排除だろう。 あのプレイヤーを放置しては、いずれオーヴァンにも牙を向けてくる。だが、ゲームを加速させるプレイヤーの妨害をするのは得策ではないし、何よりもオーヴァン自身に火の粉が降りかかる。 AIDAや榊達の情報を餌にして、一時的な協定を結ぶ……そんなことなど期待できる訳がない。全ての情報を口にした後に切り捨てられるのは、目に見えている。 しかし、何らかの手を打たなければ厄介なことになるのも確か。男達を密かに追跡するか、それともマク・アヌを調べるか……思案を巡らせた後、オーヴァンは足を進めた。 【F-2/マク・アヌ/1日目・日中】 【エージェント・スミス@マトリックスシリーズ】 [ステータス]:HP60%強、ダメージ(中) [装備]:{静カナル緑ノ園、銃剣・月虹}@.hack//G.U. [アイテム]:基本支給品一式、不明支給品1~10、{邪眼剣、スパークブレイド、妖精のオーブ×4}@.hack//、逃煙球×1@.hack//G.U.、破邪刀@Fate/EXTRA、サイトバッチ@ロックマンエグゼ3 [ポイント]:150ポイント/4kill [共通の思考] 基本:ネオをこの手で殺す。 1:殺し合いに優勝し、榊をも殺す。 2:人間やNPCなど、他のプログラムを取り込み“私”を増やす。 3:ハセヲやシノンに報復する。そのためのプログラムを獲得する。 [個別の思考] 1:月海原学園へと向かい、そこに集まったNPC達を“私”にする。 2:アトリのプログラム(第二相の碑文)を解析し、その力を取り込む。 [共通の備考] ※参戦時期はレボリューションズの、セラスとサティーを吸収する直前になります。 ※スミス達のメニューウィンドウは共有されており、どのスミスも同じウィンドウを開きます。 しかしそれにより、[ステータス] などの、各自で状態が違う項目の表示がバグっています。 また同じアイテムを複数同時に取り出すこともできません(例外あり)。 ※ネオがこの殺し合いに参加していると、直感で感じています。 ※榊は、エグザイルの一人ではないかと考えています。 ※このゲームの舞台が、榊か或いはその配下のエグザイルによって、マトリックス内に作られたものであると推測しています。 ※ワイズマン、ランルーくん、デス☆ランディ、ボルドーのPCを上書きしましたが、そのデータを完全には理解できて来ません。 ※一般NPCの上書きには、付与された不死属性により、一時間ほど時間がかかります。 [個別の備考] ※エージェント・スミスが【静カナル緑ノ園】を装備した場合、『増殖』の特性により、コピー・スミスも【静カナル緑ノ園(コピー)】の同時使用が可能になります。 ※【第二相の碑文】を入手しましたが、まだそのプログラムは掌握できていません。そのため、その能力を使用することもできません。 ※魔法道具屋に売っている平癒の水を使用し(一つ350ポイント)、回復しました。 【コピー・スミス(ワイズマン)@マトリックスシリーズ】 [ステータス]:HP60%強、ダメージ(小) [個別の思考] 1:月海原学園へと向かい、そこに集まったNPC達を“私”にする。 [個別の備考] ※エージェント・スミスが【静カナル緑ノ園】を装備しているため、コピー・スミスは【静カナル緑ノ園(コピー)】の同時使用が可能です。 【コピー・スミス(ボルドー)@マトリックスシリーズ】 [ステータス]:HP60%強、ダメージ(大)、(PP70%)、AIDA感染(悪性変異) [個別の思考] 1:月海原学園へと向かい、そこに集まったNPC達を“私”にする。 2:ボルドーの持つプログラム(AIDA)を解蜥/R――――。 [AIDA] Oswald → Grunwald [個別の備考] ※エージェント・スミスが【静カナル緑ノ園】を装備しているため、コピー・スミスは【静カナル緑ノ園(コピー)】の同時使用が可能です。 ※ボルドーを上書きしたことにより、ボルドーに感染していたAIDAに介達感染しました。 また、スミスの持つ『救世主の力の欠片』と接触し、AIDA Oswald がAIDA Grunwald へと変異しました。 【コピー・スミス(魔法道具屋)@マトリックスシリーズ】 [ステータス]:健康 [個別の思考] 1:月海原学園へと向かい、そこに集まったNPC達を“私”にする。 [個別の備考] ※エージェント・スミスが【静カナル緑ノ園】を装備しているため、コピー・スミスは【静カナル緑ノ園(コピー)】の同時使用が可能です。 【F-2/マク・アヌの一角/1日目・日中】 【オーヴァン@.hack//G.U.】 [ステータス] HP100%(回復中) [装備] 銃剣・白浪 [アイテム] 不明支給品0~2、基本支給品一式 DG-Y(8/8発)@.hack//G.U.、ウイルスコア(T)@.hack//、サフラン・アーマー@アクセル・ワールド、付近をマッピングしたメモ、{マグナム2[B]、バリアブルソード[B]、ムラマサブレード[M]}@ロックマンエグゼ3 [ポイント]:300ポイント/1kill [思考] 基本:ひとまずはGMの意向に従いゲームを加速させる。並行して空間についての情報を集める。 0 これからどうするか? 1 利用できるものは全て利用する。 2 トワイスを警戒。 3 リコリスの調査はGM側からの信用を得てから。 4 ゲームを進めるが、必要以上にリスクを背負うつもりはない。 5 もしもハセヲと出会ったら……? [備考] ※Vol.3にて、ハセヲとの決戦(2回目)直前からの参戦です ※サチからSAOに関する情報を得ました ※榊の背後に、自分と同等かそれ以上の力を持つ黒幕がいると考えています。 ※ただしAIDAが関わっている場合は、裏に居るのは人間ではなくAIDAそのものだと考えています ※ウイルスの存在そのものを疑っています ※コピー・スミス(名前を知らない)の一人がAIDAに感染されていると考えています。 【全体の備考】 ※マク・アヌに魔法道具屋が存在しますが、魔法道具屋の店主がスミスに上書きされたことで使用不可能となりました。 ※使用する為にはシステムを掌握しているコピー・スミスの存在が必要です。 094 appearance;出現 投下順に読む 096 対主催生徒会活動日誌・7ページ目(???)編 094 appearance;出現 時系列順に読む 096 対主催生徒会活動日誌・7ページ目(???)編 086 ファントム・ペイン エージェント・スミス 106 agreement;協定 086 ファントム・ペイン スミス(ワイズマン) 106 agreement;協定 086 ファントム・ペイン スミス(ボルドー) 106 agreement;協定 初登場 スミス(魔法道具屋) 106 agreement;協定 088 我語りて世界あり オーヴァン 106 agreement;協定
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2014年8月28日 ポーランドで2007年に刊行された『Krwawa setka. 100 najważniejszych powieści kryminalnych』(ブラッディー・ハンドレッド: 最重要ミステリ100選)(ポーランド語版Wikipedia)で選ばれている100作品の一覧。選者はポーランドのミステリ研究家・評論家であるヴォイチェフ・ブルシュタ(Wojciech Burszta, 1957- , ポーランド語版Wikipedia)と、ミステリ研究家でミステリの創作も手掛けるマリウシュ・チュバイ(Mariusz Czubaj, 1969- , ポーランド語版Wikipedia)の2人。100冊一覧の情報源は「こちら」。 6つのカテゴリに分けて選出されているが、書籍の現物をもっているわけでもなく、またポーランド語が読めるわけでもないので、どのような区分けなのか正確には分からない。「(4)Najgorsi z najlepszych」は「ワースト・オブ・ザ・ベスト」という意味のようだが、「作家自体はお勧めだがこの作品はあまり勧めない」というような意味合いで取り上げられているのだろうか? ポーランド語版Wikipediaのこの書籍の記事では、似たような試みとして英国推理作家協会(CWA)のベスト100、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のベスト100と並んで、日本の『東西ミステリーベスト100』にも言及があって驚く。 英国推理作家協会(CWA)によるベスト100(1990年)(「海外ミステリ総合データベース ミスダス」の「CWAが選んだミステリベスト100」で見られる) アメリカ探偵作家クラブ(MWA)によるベスト100(1995年)(「海外ミステリ総合データベース ミスダス」の「アメリカ探偵作家クラブが選んだミステリBEST100」で見られる) ドイツ語圏のミステリファンによるベスト100(1990年) フランスのミステリ編集者が選んだ必読ミステリ100(2008年) Index 最重要ミステリ100選(ヴォイチェフ・ブルシュタ、マリウシュ・チュバイ選) 非英語圏の25作品東欧(3作品) 北欧(7作品) 南欧(6作品) フランス語圏(4作品) ドイツ語圏(2作品) その他(3作品) 最重要ミステリ100選(ヴォイチェフ・ブルシュタ、マリウシュ・チュバイ選) 100作品中、日本語で読めるのは82作品、邦訳がないのは18作品。(邦訳のない作品には背景色[茶色]をつけた) 100作品中、英語圏の作品が75作品、ポーランドの作品が2作品、それ以外が23作品。 (1)ジャンル確立の父たちと1人の母 (Ojcowie założyciele i jedna matka) 1 米 エドガー・アラン・ポー 群衆の人 Człowiek tłumu 2 英 チャールズ・ディケンズ エドウィン・ドルードの謎 Tajemnica Edwina Drooda 3 英 コナン・ドイル オレンジの種五つ Pięć pestek pomarańczy 4 英 G・K・チェスタトン ブラウン神父シリーズ Przygody księdza Browna 5 英 アガサ・クリスティー 書斎の死体 Noc w bibliotece (2)アスファルト・ジャングル (Asfaltowa dżungla) 6 米 ダシール・ハメット マルタの鷹 Sokół maltański 7 米 ジェイムズ・M・ケイン 郵便配達は二度ベルを鳴らす Listonosz zawsze dzwoni dwa razy 8 米 コーネル・ウールリッチ 黒衣の花嫁 Panna młoda w żałobie 9 米 E・S・ガードナー 殴られたブロンド Sprawa blondynki z podbitym okiem 10 米 / 英 レイモンド・チャンドラー 長いお別れ Długie pożegnanie 11 米 レックス・スタウト 原題 Plot It Yourself / Murder in Style Układanka 12 米 ロス・マクドナルド ブルー・ハンマー Błękitny młoteczek 13 米 ジェイムズ・リー・バーク ブラック・チェリー・ブルース Wiśniowy blues 14 米 ウォルター・モズリイ ブルー・ドレスの女 Śmierć w błękitnej sukience 15 米 ジェイムズ・エルロイ ホワイト・ジャズ Biała gorączka 16 米 ケイレブ・カー エイリアニスト 精神科医 Alienista 17 フランス ジャン=クロード・イゾ 失われた夜の夜 Total Cheops 18 米 デニス・ルヘイン 闇よ、我が手を取りたまえ Ciemności, weź mnie za rękę (3)メインストリーム (Głowny nurt) 19 英 イアン・フレミング 007 カジノ・ロワイヤル Casino Royale 20 ベルギー ジョルジュ・シムノン メグレと首無し死体 Maigret i trup bez głowy 21 ポーランド ジョー・アレックス ‐ Śmierć mówi w moim imieniu 22 米 パトリシア・ハイスミス ふくろうの叫び Krzyk sowy 23 米 ハリイ・ケメルマン 金曜日ラビは寝坊した W piątek rabin zaspał 24 フランス セバスチアン・ジャプリゾ シンデレラの罠 Kopciuszek w potrzasku 25 スウェーデン シューヴァル&ヴァールー 笑う警官 Śmiejący się policjant 26 英 フレデリック・フォーサイス ジャッカルの日 Dzień Szakala 27 米 ウィリアム・ゴールドマン マラソン・マン Maratończyk 28 米 ドロシー・ユーナック 捜査線 Śledztwo 29 英 ケン・フォレット 針の眼 Igła 30 米 トマス・ハリス レッド・ドラゴン Czerwony smok 31 米 スコット・トゥロー 推定無罪 Uznany za niewinnego 32 米 スティーヴン・キング ミザリー Misery 33 スペイン マヌエル・バスケス・モンタルバン 原題 Delantero centro fue asesinado al atardecer Środkowy napastnik zginie o zmierzchu 34 イスラエル シュラミット・ラピッド 原題 מקומון Gazeta lokalna 35 米 パトリシア・コーンウェル 検屍官 Post mortem 36 デンマーク ペーター・ホゥ スミラの雪の感覚 Smilla w labiryntach śniegu 37 英 フィリップ・カー 殺人探求 Traktat morderczo – filozoficzny 38 スウェーデン シャスティン・エークマン 白い沈黙 Czarna Woda 39 米 フィリップ・マーゴリン 黒い薔薇 Nie zapomnisz mnie 40 英 P・D・ジェイムズ 原罪 Grzech pierworodny 41 英 ルース・レンデル シミソラ Simisola 42 英 ミネット・ウォルターズ 鉄の枷 Wędzidło sekutnicy 43 米 マイクル・コナリー ラスト・コヨーテ Ostatni kojot 44 米 ジェフリー・ディーヴァー 静寂の叫び Panieński grób 45 英 ヴァル・マクダーミド 殺しの儀式 Syreni śpiew 46 英 キャロライン・グレアム 原題 Faithful unto Death Wierna do śmierci 47 米 ダナ・レオン 原題 Acqua Alta / Death in High Water Acqua alta 48 米 ネルソン・デミル プラムアイランド Śliwkowa Wyspa 49 ノルウェー ジョー・ネスボ ザ・バット 神話の殺人 Człowiek – nietoperz 50 日本 桐野夏生 OUT Ostateczne wyjście 51 フランス ジャン=クリストフ・グランジェ クリムゾン・リバー Purpurowe rzeki 52 ロシア ボリス・アクーニン 原題 Статский советник Radca stanu 53 イタリア アンドレア・カミッレーリ 原題 Gli arancini di Montalbano Pomarańczki komisarza Montalbano 54 スペイン アリシア・ヒメネス=バルトレット 原題 Mensajeros de la oscuridad Wysłańcy ciemności 55 米 トニイ・ヒラーマン 原題 Hunting Badger Polowanie na Borsuka 56 スウェーデン ホーカン・ネッセル 原題 Carambole Karambol 57 英 ロバート・ウィルスン リスボンの小さな死 Śmierć w Lizbonie 58 スウェーデン カーリン・アルヴテーゲン 喪失 Zaginiona 59 英 アレグザンダー・マコール・スミス キリンの涙 ミス・ラモツエの事件簿2 Mma Ramotswe i łzy żyrafy 60 米 ジョン・グリシャム 裏稼業 Bractwo 61 英 モー・ヘイダー 死を啼く鳥 Ptasznik 62 英 ピーター・ロビンスン エミリーの不在 W mogile ciemnej 63 英 ジョン・ル・カレ ナイロビの蜂 Wierny ogrodnik 64 米 T・ジェファーソン・パーカー サイレント・ジョー Cichy Joe 65 英 イアン・ランキン 甦る男 Odrodzeni 66 米 スティーヴン・L・カーター オーシャン・パークの帝王 Władca Ocean Park 67 米 テス・ジェリッツェン 外科医 Chirurg 68 米 フェイ・ケラーマン 原題 Stone Kiss Zabójczy pocałunek 69 英 ジョン・バーデット 原題 Bangkok 8 Bankok 8 70 ポーランド マレク・クライェフスキ ‐ Koniec świata w Breslau 71 米 カリン・スローター 原題 A Faint Cold Fear Zimny strach 72 米 ジョゼフ・フィンダー 侵入社員 Paranoja 73 英 ニッキ・フレンチ 生還 Kraina życia 74 米 ジョナサン・ケラーマン 原題 Rage Wściekłość (4) Najgorsi z najlepszych 75 米 ロバート・ラドラム 暗殺者 Tożsamość Bourne a 76 米 トム・クランシー レッド・オクトーバーを追え Polowanie na „Czerwony Październik” 77 米 ジェイムズ・パタースン 血と薔薇 Fiołki są niebieskie 78 米 ダン・ブラウン ダ・ヴィンチ・コード Kod Leonarda da Vinci (5)ミステリ‐非ミステリ (Kryminały-niekryminały) 79 英 ジョゼフ・コンラッド 密偵 Tajny agent 80 スイス フリードリヒ・デュレンマット 故障 Kraksa. Historia jeszcze możliwa 81 チェコ ラジスラフ・フクス 火葬人 Palacz zwłok 82 イタリア ウンベルト・エーコ 薔薇の名前 Imię róży 83 米 ポール・オースター ガラスの街 Szklane miasto 84 ドイツ エルンスト・ユンガー 原題 Eine gefährliche Begegnung Niebezpieczne spotkanie 85 米 ブレット・イーストン・エリス アメリカン・サイコ American Psycho 86 米 フランク・ミラー シン・シティ Miasto Grzechu Ten żółty drań 87 スペイン ホセ・カルロス・ソモサ イデアの洞窟 Jaskinia filozofów 88 スペイン エドゥアルド・メンドサ 原題 La aventura del tocador de señoras Przygoda fryzjera damskiego 89 米 マイケル・グルーバー 夜の回帰線 Zwrotnik nocy 90 英 マーク・ハッドン 夜中に犬に起こった奇妙な事件 Dziwny przypadek psa nocną porą (6)ベスト10 (Złota dziesiątka) 91 英 コナン・ドイル 空き家の冒険 Pusty dom 92 英 アガサ・クリスティー アクロイド殺し Zabójstwo Rogera Ackroyda 93 米 / 英 レイモンド・チャンドラー 大いなる眠り Głęboki sen 94 米 パトリシア・ハイスミス 見知らぬ乗客 Znajomi z pociągu 95 英 ジョン・ル・カレ 寒い国から帰ってきたスパイ Uciec z zimna 96 米 マーティン・クルーズ・スミス ゴーリキー・パーク Park Gorkiego 97 スウェーデン ヘニング・マンケル 殺人者の顔 Morderca bez twarzy 98 米 マイクル・コナリー ザ・ポエット Poeta 99 米 ハーラン・コーベン 唇を閉ざせ Nie mów nikomu 100 英 イアン・ランキン 滝 Kaskady 非英語圏の25作品 上記の100作品のリストから非英語圏の作品を抜き出したもの。25作中、日本語で読めるのは15作。 東欧(3作品) 21 ポーランド ジョー・アレックス ‐ Śmierć mówi w moim imieniu 70 ポーランド マレク・クライェフスキ ‐ Koniec świata w Breslau 81 チェコ ラジスラフ・フクス 火葬人 Palacz zwłok 自国(ポーランド)からは2作家2作品が選ばれている。どちらの作家も、邦訳は1作もない。 ジョー・アレックス(Joe Alex)は本名マチェイ・スウォムチンスキー(Maciej Słomczyński, 1922-1998, 日本語版Wikipedia)。主に1950年代末から1960年代にかけての時期に、作者名と同名のジョー・アレックスを探偵役とするイギリスが舞台の探偵小説シリーズを発表した。1991年に発表された作品も含め、ジョー・アレックスを主人公とする探偵小説シリーズは全8作。このリストで選出されているのはジョー・アレックス・シリーズの1作で1960年の作品。マレック・カミンスキ「ポーランドのミステリー事情 現実と虚構の交錯」(吉崎由紀子訳、『ジャーロ』5号[2001年秋号])にはこの作家について以下のようにある。 コミュニズム政権下で最も人気の高かったポーランド人作家は、マチェイ・スウォムチンスキーである。「ジョー・アレックス」というペンネームで、探偵小説を数多く刊行した。外国人風の名前と、イギリスで大量に発表されていた犯罪小説の手法を取り入れた作風によって、ポーランドで一躍名を馳せる。彼の作品はワルシャワ条約機構加盟国の多くで翻訳・出版され、映画やテレビの原作となった作品も数多い。【中略】ジョー・アレックスは、しばしばアガサ・クリスティのパターンを取り入れた。さまざまな憶測、誤認が飛び交う捜査の末、意外な展開で犯人が明らかになる。 マレク・クライェフスキ(Marek Krajewski、1966- , ポーランド語版Wikipedia)はポーランド西部の都市ヴロツワフ生まれの作家。現代ポーランドを代表するミステリ作家である。ドイツ領になっていた1930年代のヴロツワフ(ドイツ語ではブレスラウ)を舞台にした警察小説シリーズなどで知られる。このシリーズは英訳もある。このシリーズは最近、ポーランドでドラマ化の計画が進んでいるらしい(ドラマ化についての英文ニュース / 2014年7月)。このリストで選出されているのはシリーズ第2作で、英訳題は『The End of the World in Breslau』。 チェコから選出された『火葬人』は2012年12月に松籟社《東欧の想像力》の第9巻として邦訳が出ている(阿部賢一訳)。その訳者あとがきと著者紹介によれば、ラジスラフ・フクスは「巧みな心理描写とグロテスクな細部の描出を特徴とする、怪奇小説とも、心理小説とも評される作品を数多く発表」した作家。探偵小説の愛読者であり、「探偵物や犯罪物、あるいはホラーといったジャンルは、思慮深く、そして趣味よく手が加えられていれば、文学的な価値を低くするものではない」と回想録で述べているという。『火葬人』では凡庸な人間が殺人者に変わっていく様が描かれている。 北欧(7作品) 25 スウェーデン シューヴァル&ヴァールー 笑う警官 Śmiejący się policjant 38 スウェーデン シャスティン・エークマン 白い沈黙 Czarna Woda 56 スウェーデン ホーカン・ネッセル 原題 Carambole Karambol 58 スウェーデン カーリン・アルヴテーゲン 喪失 Zaginiona 97 スウェーデン ヘニング・マンケル 殺人者の顔 Morderca bez twarzy 36 デンマーク ペーター・ホゥ スミラの雪の感覚 Smilla w labiryntach śniegu 49 ノルウェー ジョー・ネスボ ザ・バット 神話の殺人 Człowiek – nietoperz 北欧からは7作家7作品が選ばれた。ホーカン・ネッセルの選出作はフェテーレン刑事部長シリーズの第7作。日本では第2作の『終止符(ピリオド)』のみ訳されている。 南欧(6作品) 33 スペイン マヌエル・バスケス・モンタルバン 原題 Delantero centro fue asesinado al atardecer Środkowy napastnik zginie o zmierzchu 54 スペイン アリシア・ヒメネス=バルトレット 原題 Mensajeros de la oscuridad Wysłańcy ciemności 87 スペイン ホセ・カルロス・ソモサ イデアの洞窟 Jaskinia filozofów 88 スペイン エドゥアルド・メンドサ 原題 La aventura del tocador de señoras Przygoda fryzjera damskiego 53 イタリア アンドレア・カミッレーリ 原題 Gli arancini di Montalbano Pomarańczki komisarza Montalbano 82 イタリア ウンベルト・エーコ 薔薇の名前 Imię róży 6作中、日本語で読めるのは2作だけである。日本で南欧ミステリの邦訳が遅れていることが分かる。もっとも、この6人の中でまったく邦訳がないのはスペインのアリシア・ヒメネス=バルトレットだけである。スペインのエドゥアルド・メンドサは邦訳はあるが、ミステリは邦訳されていない。 マヌエル・バスケス・モンタルバンの選出作は私立探偵ペペ・カルバイヨ・シリーズの1作。タイトルは訳すと『センターフォワードは夕暮れ時に殺された』となる(井上知氏のご教示による)。1991年にはドイツ・ミステリ大賞(翻訳作品部門)の第2位になっている。日本ではシリーズ初期の長編3作品が翻訳されている。 アリシア・ヒメネス=バルトレット(アリシア・ヒメーネス・バルトレット)(Alicia Giménez Bartlett, 1951- , スペイン語版Wikipedia)は邦訳は1作もないが、イタリアで2008年にレイモンド・チャンドラー賞(国内外の優秀なミステリ作家に贈られる)を受賞するなど、国境を越えて評価されているミステリ作家である。このリストで選出されている作品は、1996年から刊行されている女刑事ペトラ・デリカード・シリーズの第3作(1999)。 エドゥアルド・メンドサの選出作は2001年の作品で、「名もなき探偵」シリーズ第3作。柳原孝敦氏がブログ「翻訳ミステリー大賞シンジケート」に連載したエッセイ「黒、ただ一面の黒」の「第1回 なんだかおかしな黒:エドゥアルド・メンドサ」(2013/04/01)で、このシリーズの第4作(2012)が紹介されている。 アンドレア・カミッレーリの選出作は20編収録の短編集(1999年)。収録作のうちの1編が「ふたりのモンタルバーノ」のタイトルで邦訳されている(大條成昭訳、『ミステリマガジン』2001年2月号)。 フランス語圏(4作品) 17 フランス ジャン=クロード・イゾ 失われた夜の夜 Total Cheops 20 ベルギー ジョルジュ・シムノン メグレと首無し死体 Maigret i trup bez głowy 24 フランス セバスチアン・ジャプリゾ シンデレラの罠 Kopciuszek w potrzasku 51 フランス ジャン=クリストフ・グランジェ クリムゾン・リバー Purpurowe rzeki ドイツ語圏(2作品) 80 スイス フリードリヒ・デュレンマット 故障 Kraksa. Historia jeszcze możliwa 84 ドイツ エルンスト・ユンガー 原題 Eine gefährliche Begegnung Niebezpieczne spotkanie フリードリヒ・デュレンマット「故障」は『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』(増本浩子訳、光文社古典新訳文庫、2012年)に収録。 エルンスト・ユンガーは文学方面で知られる作家だが、選出作の『Eine gefährliche Begegnung』(ドイツ語版Wikipedia)はミステリであるらしい。 その他(3作品) 34 イスラエル シュラミット・ラピッド 原題 מקומון Gazeta lokalna 50 日本 桐野夏生 OUT Ostateczne wyjście 52 ロシア ボリス・アクーニン 原題 Статский советник Radca stanu シュラミット・ラピッドは邦訳に『「地の塩」殺人事件 女記者リジー・バドゥヒ』(母袋夏生訳、マガジンハウス、1997年9月)がある。ここで選ばれている作品は1996年のドイツ・ミステリ大賞(翻訳作品部門)で第2位になった作品。 桐野夏生の『OUT』は英訳版が2004年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞最優秀長編賞にノミネートされたということもあり、世界でもっとも有名な日本ミステリとなっている。私の知る限りで、『OUT』は以下の24の言語に翻訳されている:英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、オランダ語、アイスランド語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語、ロシア語、ポーランド語、チェコ語、スロベニア語、クロアチア語、ギリシャ語、ハンガリー語、ヘブライ語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、トルコ語。なお、ポーランド語になっている日本の現代ミステリ作家は桐野夏生ぐらいしかない(『OUT』のほか、『グロテスク』、『リアルワールド』、そしてミステリではないが『東京島』が訳されている ※タイトルをクリックするとポーランド語版の表紙画像が見られます)。2012年に同じくエドガー賞最優秀長編賞にノミネートされた東野圭吾の『容疑者Xの献身』は知る限りで16の言語に翻訳されており、近隣国(ドイツ、チェコ、ハンガリー)でも翻訳出版されているが、ポーランド語には訳されていない。 ボリス・アクーニンの選出作はファンドーリンの捜査ファイル・シリーズ。日本では初期の3作品が翻訳されている。 関連ページ ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 フランスミステリベスト100(2014年) フランスのミステリ編集者が選んだ必読ミステリ100(2008年) ドイツ語圏のミステリファンが選ぶミステリ・オールタイムベスト119(1990年) ドイツ語圏のミステリファンが選ぶドイツ語圏ミステリベスト100(2002年) 非英語圏ミステリ各種リスト
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条件 なし 必要アイテム 職によって違います 入手アイテム 職によって違います ①アインブロック東カプラから左斜め下に居るアーク・クラインと会話します。 ②職によって内容が違います。 ■ブラックスミスの場合 「料理に大事なものは何?」との質問に適当に選択肢を選ぶとエンベルタゴン1個が貰えます。 再び話しかけ「料理について聞きたい」を選び、すべての選択肢を選ぶと黄金の金槌と鋼鉄の金槌が貰えます。 「料理の道具について聞きたい」を選ぶとジュビリー30個とでっかいゼロピーを用意するように言われ、持って行くと石炭1個が貰えます。■交換は何度でも出来ます。 ■転生商人、ホワイトスミスの場合 転生商人もブラックスミスと同じです。 ホワイトスミスの場合はよく焼いたクッキー5個が貰え、後はブラックスミスと同じです。 ■転生前商人、他職の場合 「料理の道具について聞きたい」を選ぶとでっかいゼロピー6個を用意するように言われ、持って行くと石炭1個が貰えます。■一度しか交換出来ません。